若鶏の半身揚げは、全国ネットのテレビ番組でもたびたび紹介されており、小樽では知らない人はいないほどの食品です。
そして、半身揚げの元祖ともいえる店が1959年創業の若鶏時代なるとです。
なるとグループは、小樽市内に複数の店舗を出店していましたが、2017年に創業したなるとキッチンにてついに本州に上陸しました。
さらになるとキッチンは、フランチャイズ本部として出店計画もおこなっています。
この記事では、今まさに注目のなるとキッチンについて、以下の点を中心に解説します。
- なるとキッチンの特徴
- なるとキッチンの強み
- 先輩オーナーの口コミ・評判
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なるとキッチンの基本情報
店舗名 | なるとキッチン |
運営会社 | 株式会社TREAT(株式会社id food) |
店舗数 | 8店舗⁺デリバリー専門店14店にて一部商品の取り扱いあり |
設立 | 2017年1月 |
資本金 | 300万円 |
従業員数 | 非公表 |
本社 | 東京都品川区西五反田2-26-4 |
早速、株式会社idfoodについてご紹介します。
株式会社idfoodとは?
なるとキッチンを運営する株式会社idfoodの本社は、東京都品川区にあります。
「小樽名物なのに東京?」と思われるかもしれませんが、代表者の方は北海道小樽の超人気店である「若時代なると」の創業者の家族にあたる方です。食材の仕入れやタレなどは共通しており、正当なグループ企業といえます。
2017年の創業以来、なるとキッチンもマスコミなどに多く取り上げられており、注目を集め続けています。
本州初出店後、広島・愛知・岐阜・三重など全国のさまざまな地域に出店を続けています。
北海道のザンギや小樽のソウルフード半身揚げは、どのエリアでも受け入れられており、非常に勢いのある飲食店です。
なるとキッチンフランチャイズの特徴や強み
小樽のなるとグループで食事をしたことのない方にとっては、店舗の特徴がつかみづらいかもしれません。
あるいは、近年流行しているからあげ専門店と似たようなもの、という認識になるかもしれません。
この章では、フランチャイズ加入者の目線で、なるとキッチンの特徴や強みを解説します。
北海道での60年の実績
なるとキッチンの最大の特徴は、北海道小樽での60年以上にもわたる実績です(「若鳥時代なると」など、同系列のグループ)。
しかも、小樽を代表する飲食店として、長く君臨し続けています。
人気のポイントは、看板メニューの存在です。
なるとのメニューには、小樽のソウルフードにまで成長した若鶏の半身揚げと、北海道を代表する料理のザンギがあります。
2020年以降の唐揚ブームにより、から揚げ専門店は増えていますが、なるとキッチンは十分に商品力で差別化できます。
第一期のフランチャイズ募集に加盟できる
なるとキッチンは、現在第一期のフランチャイズ加盟店を募集しているところです。
のれん分けで2017年に生まれたばかりの「なるとキッチン」が、すでに多数のメディアの取材を受けていることが、その証拠の一つです。
また、なるとキッチンの知名度は限定的な面もありますが、「ザンギ」「半身揚げ」には多くの熱狂的ファンがいます。
もし、収益性を重視してフランチャイズ加盟を検討されているなら、黎明期の加入は非常に大きなチャンスです。
収益性が高い
売上高350万円/月モデル
食材費 | 128万円 |
人件費 | 84万円 |
家賃 | 28万円 |
水光熱費 | 18万円 |
ロイヤリティー | 11万円 |
その他 | 21万円 |
営業利益 | 61万円 |
売上高700万円/月モデル
食材費 | 252万円 |
人件費 | 161万円 |
家賃 | 56万円 |
水光熱費 | 28万円 |
ロイヤリティー | 21万円 |
その他 | 42万円 |
営業利益 | 140万円 |
からあげなどの鶏肉専門店に共通するトピックではありますが、なるとキッチンにおいても収益性の高さは魅力的です。
なるとキッチンの本部が案内している収益モデルでは、以下のようにシミュレーションされています。
月商350万円のモデル=営業利益61万円
月商700万円モデル=営業利益140万円
したがって、早期に初期費用を完済して、利益を積み重ねていくことが可能です。
また、なるとキッチンには以下の利点もあります。
- 地域への出店が可能
からあげ(ザンギ)の人気の高さから、大都市ではなくても一定の集客が可能
- イートイン・テイクアウト・デリバリーの3業態に対応可能
なるとキッチンは、話題性だけではなくビジネスとして非常に収益性が高い事業モデルであるといえます。
未経験でも出店が可能
なるとでは、飲食店の経営が未経験であってもチャレンジしやすい条件が整っています。
飲食店経営の未経験者にとってのなるとキッチンの魅力は、以下の4点ではないでしょうか。
- 飲食店経営でもスムーズに運営できるための知識が学べる飲食店経営マニュアルあり
- 料理人でなくてもおいしく料理が提供できるように計算されたシンプルなオペレーション
- オープン前とオープン後におこなわれる本社スタッフによる丁寧な研修
- 出店エリアや経営に関していつでも専任の担当者に相談できる専任担当者制度
これらのように、飲食店をサポートする制度が十分に整えられているため、個人の方でも安心してフランチャイズ加入することが可能です。
なるとキッチンフランチャイズの弱みはあるのか?
なるとキッチンは、商品力の面でかなり優位性をもっているようにみえます。
しかしながら、フランチャイズ加入の際、デメリットとなりうるポイントもあります。
フランチャイズ契約を検討する際に重要なことは、メリットとデメリットをバランスよく比較し、納得したうえでチャレンジすることです。
この章では、なるとキッチンのデメリット・リスクとなりうる点を3点ご紹介します。
フランチャイズ本部としての実績が未知数
なるとグループには、上述のとおり60年以上もの実績があります。ただし、その実績の大半は、直営店としてのものです。
しかも、北海道内には複数店舗を展開しているものの、本州にはこれまで店舗を出店していません。
「第一期募集」ということからもわかる通り、なるとキッチンはフランチャイズ展開の経験が浅いです。
加盟店の立場としては、実績豊富なフランチャイズチェーンの方が安心感を得られるのではないでしょうか?
加盟店の数が多いフランチャイズチェーンの場合、加盟店同士で情報交換することもできます。
もちろん、経験が少ないからといって成功の確率が低くなるわけではありません。
なるとキッチンは、出店エリアの相談や新商品の開発などに対して加盟店目線で新味に相談に乗ってくれます。
また、店舗の内装などに関しては、過去のイベント出店などの際の経験にもとづいてアドバイスをされているそうです。
からあげ専門の競合店が多い
2020年以降、からあげ専門店のブームが続いています。
ブームに乗り店舗数を急拡大している大手飲食店チェーンの代表例は、ワタミやスカイラークなどです。
なるとキッチンの提供している半身揚げやザンギは、実際に口にすると一般的なからあげとは大きく異なります。
しかし、多くの方にとっては大きな違いはありません。
したがって、からあげ専門店との競合は避けられません。
また、鳥の唐揚、揚げ物料理といったカテゴリーで考えた場合には、コンビニエンスストアやスーパーマーケットも競合店になりえます。
なるとキッチンが競合対策として強く意識しなくてはならないのは、いかに初回来店を勝ち得るかという点です。
おいしさやボリュームを含めたコストパフォーマンスの良さは、一度商品を試してもらわないとなかなか訴求できません。
効果的だと考えられる対策は、以下のとおりです。
- 競合店が少ないエリアに出店して、競合店より前に地域での認知度を高める
- 初回限定クーポンや、オープン記念セールなどを活用して、まず一度商品を試してもらう
- テイクアウトやデリバリーなどを積極的に活用する
- チラシやSNS戦略などのマーケティング施策を一つひとつ地道におこなう
上記のように集客の対策を整えれば、たとえブームが落ち着いたとしても地域から指示される店舗になるでしょう。
初期費用などが不透明
なるとキッチンがまだフランチャイズ展開をして年数が浅いこととも関連しますが、フランチャイズに関する詳しい情報があまり公表されていません。
- 初期費用の概算がいくらかかるのかわからない
- 開業前にどのような研修が受けられるのかわからない
- ロイヤリティや食材に関する情報が記載されていない
もちろん、これらの情報は説明会に参加したり、本部に直接問い合わせをしたりすればクリアになります。
しかし、多忙な方にとっては必要な情報を集めて、候補を絞ってから情報収集したいという方もいらっしゃるでしょう。
あるいは、未定事項が多いから本部に連絡を取るのは気が引ける、といった方もいらっしゃると思います。
したがって、気になるフランチャイズ本部がいくつかある方にとっては、情報の少なさがややデメリットに感じられるのではないでしょうか?
なるとキッチンFC加盟者の評判・クチコミ
飲食店にフランチャイズ加盟する際に参考になるのは、既存店オーナーの口コミです。
フランチャイズ展開をはじめてから、あまり期間が経過していないなるとキッチンですが、以下の口コミが見られました。
「初めての飲食店経営でしたが、本部の店舗で研修させていただくことで不安がなくなっていきました。料理の提供はマニュアル化されているので、スタッフも働きやすいようです。」
引用元:https://www.restaurant-starting.net/list/naruto_kitchen.html
なるとキッチンでは、オペレーションがマニュアル化されており、事業運営しやすい体制が整っているようです。
飲食店未経験の方にとって、とても心強い情報です。
「転勤先の北海道で、なるとグループのザンギに出会って衝撃を受けました。フランチャイズ展開の話を聞いて、早速申し込みました」
引用元:https://fmmie.jp/wp/rika/2021/03/01/1-30-%E9%88%B4%E9%B9%BF%E5%B8%82%E3%81%AB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%80%8E%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%82%84%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3/
商品への愛情から、フランチャイズ加入を決めたオーナーの方も見えます。
一人でも多くの方に同じ感動を味わってもらうため、オープンの際には半額キャンペーンを実施されたそうです。
なるとキッチンフランチャイズユーザーの評判・クチコミ
続いて、一般の方々の評判についても確認しておきましょう。
なるとキッチンのザンギは、多くの顧客から高評価を受けています。
からあげの人気の高さを差し引いても、評価の高さは目を見張るものがあります。
なるとやの半身揚げは、たびたびテレビなどのメディアでも報道されています。
テレビでの紹介がきっかけて、北海道以外でもなるとの半身揚げを食べられることを知るファンも多いようです。
なるとキッチンのキッチンカーの台数も少しずつ増えています。
キッチンカーは、店舗タイプよりも初期投資費用を抑えられます。
なるとキッチンフランチャイズの将来性
北海道小樽を代表する飲食店のなるとキッチンは、本州でも着実にファンを増やし続けています。
味のおいしさに関しては間違いないところなので、フランチャイズ成功のカギはいかに早い段階で良い立地を押さえられるか、ではないでしょうか?
2020年よりからあげがブームになり、今やスーパーのお惣菜からパイを奪うほどまでに成長しています。
なるとキッチンは全国各地で人気を集めている状況ではありますが、このまま他のブランドが出店攻勢を続けた際に、からあげ専門店が飽和状態になるのは間違いありません。
また、居酒屋タイプのなるとキッチンにおいて気がかりな点は、感染症対策による緊急事態宣言です。
営業時間の短縮や休業要請などは、大きな逆風です。
その意味では、キッチンカーやテイクアウトなどをメインとするか、居酒屋・定食屋タイプでの営業を目指すかが成否の分かれ目になるかもしれません。
なるとキッチンは、第一期の募集ということで非常に大きなチャンスが期待できる反面、やや不確定な要素を含んでいるといえるでしょう。
まとめ
なるとキッチンは、北海道小樽市を代表するザンギ(からあげ)専門店です。
特に若鶏の半身揚げは小樽のソウルフードとも呼ばれているほどの看板メニューです。
そして、60年の実績を誇るなるとグループが、今フランチャイズ加盟店を募集しています。
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地方の有名店をご自身の好きなエリアで運営できるチャンスは、なかなか出会えるものではありません。
詳しい情報を聞きたい方は、ぜひフランチャイズ加盟の説明会に参加されてみてはいかがでしょうか?