タピオカブームの次に来るのは何か?
というテーマの最有力候補としてよく持ち出されるのがフルーツサンドです。
フルーツサンドの歴史は大正時代に遡るといわれていますが、見た目の華やかさなどから人気急騰中です。
その中でも勢いのあるブランドの一つが、京都の青果店から生まれたブランドである「京都古都果」です。
令和になってから誕生したブランドであるにもかかわらず、全国さまざまな場所で新店舗がオープンしています。
出店は今も加速しており、全国で説明会が開催されています。
この記事では、以下の情報を中心に解説いたします。
- 京都古都果の概要
- 京都古都果の特徴・強み
- 京都古都果の展望
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京都古都果の基本情報
店舗名 | 京都古都果 |
運営会社 | 株式会社hope |
店舗数 | 非公開(続々とオープン中) |
設立 | 2019年 |
資本金 | 50万円 |
従業員数 | 9名 ※2021年7月時点 |
本社 | 〒621-0023京都府亀岡市曽我部町寺長縄手12-16 |
京都古都果を運営する株式会社hopeについてご紹介します。
株式会社hopeとは?
京都古都果は、フルーツサンドの専売店です。
店舗数は公表されていないものの、全国の出店する先々で「行列のできる店舗」として知られています。
京都古都果は、青果店としてのコネクションとフルーツマイスターとしての「目利き」により新鮮なフルーツを仕入れています。
それらをこだわりの食パンや生クリームなどと組み合せることで、おいしく収益性の高い商品が完成します。
2021年現在、フルーツサンドはブームのさなかにあり、株式会社hopeのフルーツサンドも若い女性を中心に人気を集めています。
出店の形態は、直営店・フランチャイズ店・イベント出店(百貨店やショッピングモールの催事など)の3通りです。
生まれたばかりのブランドではあるものの、京都古都果は非常に高い注目を集めているブランドです。
京都古都果フランチャイズの特徴や強み
若い世代の文化やトレンドに敏感な方はともかく、多くの方はフルーツサンドの専門店がビジネスとして成立するのかどうかが気になるのではないでしょうか?
あるいは、京都古都果にフランチャイズ加盟をした場合に、単純にビジネスとしてどのような強みがあるのか気になっている方もいらっしゃることでしょう。
この章では、5つの観点から京都古都果のフランチャイズ店としての強みをご紹介します。
フルーツサンドにブームの兆し
テレビや雑誌などのメディアでも取り上げられていることですが、フルーツサンドはタピオカの次のブーム商品になるのではないかと目されています。
実際に、特に女性の間ではフルーツサンドの人気はすでに高まっています。
例えば、タピオカ店に関してもブームの最中に多くの店舗ができましたが、多くの店舗がわずかな期間で店舗の初期費用を回収しています。
したがって、京都古都果についても人気が高い状態でフランチャイズ参加することにより、大きく失敗するリスクを抑えられます。
SNSと相性が良い
フルーツサンド流行の最大の要因といわれているのが、SNS(特にInstagram)との相性の良さです。
Instagramでは、魅力的な断面の食品が人気を集めています。
フルーツサンドは断面にフルーツの切り口が見えるように展示され、まさにSNSの流行と合致します。
また京都古都果本店が、積極的にInstagramを活用した集客をおこなっていることもポジティブな側面です。
商品写真を投稿したり、店頭の行列の様子をInstagramに投稿したりすることで、費用をかけなくても広告・宣伝できる状態を作り出しています。
本部側が仕掛けるSNS活用に加えて、商品の購入者も写真投稿をする方が多いです。
したがって、現状は広告費をかけなくても集客できる状況が整っています。
初期費用を安く抑えられる
京都古都果では、広告費だけではなく初期費用についても他の飲食店より抑えられます。
概算ではありますが、開業費用は500万円程度です。
開業費用の内訳は、以下のとおりです。
加盟金 | 200万円 |
研修費用 | 30万円 |
厨房機器代金そのほか機材 (ショーケース・ミキサー・レジなど) | 120万円 |
初期運転資金 | 100万円 |
物件取得費 | 50万円 |
また、物件取得費などは地域や店舗面積により変動します。
飲食店を開業する際には、2,000万円以上の初期費用がかかることが多いため、参入障壁の低さは圧倒的です。
メニュー拡張のための加入もOK(食品関係業の業者のみ)
既存の飲食店がメニューバリエーションを増やすために、京都古都果に加入することもできます。
その場合、加盟金・研修費用・そのほか一部機材費用のみで加盟できます。
京都古都果は、コロナ禍に苦しむ飲食店救済の位置づけとしてもフランチャイズ事業展開をしています。
例えば、メニューに使用するフルーツなどを既存の仕入れ先から仕入れてもOKにするなど、柔軟な姿勢でフランチャイズ運営をおこなわれています。
運営費を抑えられる
京都古都果の場合は、運営費に関してもほかの業態よりも安く抑えられる傾向が見られます。
- フランチャイズロイヤリティ
京都古都果のロイヤリティは、一律で5.5万円です。
飲食店フランチャイズに多く見られる「収益×〇%」といった料金体系ではないため赤字の場合でもロイヤリティを払わなければならないリスクがありますが、収益が増えれば増えるほど収入が増える面もあります。
- 最低限の人件費・コスト
京都古都果は、テイクアウト専門のため最低限の規模があれば運営できます。
店舗に関しても2人体制で対応かのうで、もしアルバイトのスタッフを雇用することになったとしても、マニュアルを簡単に覚えられるレベルの簡単な作業の教育のみで十分な技術を身に付けてもらうことが可能です。
京都古都果フランチャイズの弱みはあるのか?
追い風が強く吹いている状況の京都古都果には、弱点や死角は存在するのでしょうか?
調子が良いときほど、慎重にリスクを考えておかないと、期待通りに物事が進まなかったときに大きな痛手を背負ってしまいます。
この章では、3つの観点から京都古都果の弱点を検証します。
人気がいつまで続くかの見極めが必要
京都古都果は、SNSにかなり集客が助けられている状況ですが、2020年頃からSNSの利用用途に変化が見られ、華やかさ重視から実用性重視にシフトしています。
「インスタ映えは終焉した」といわれるほどです。
とはいえ、2021年7月の段階でも京都古都果のフルーツサンドの写真は数多く投稿されています。
また、商品自体のインパクトや華やかさが勝っている状況ですが、現状の集客手法が今後も継続するか否かは不透明といえるでしょう。
もし、人気がいつまで続くのかと判断をためらっていると、スタートが遅れて販売時期を逃してしまったり、開店が間に合わなくて大きな受注を逃してしまったりするリスクも起こりえます。
出店場所の選び方
フルーツサンドの購買層は、女性もしくはファミリーです。
したがって、購買層を強く意識して出店する場所を決める必要があります。
既存店は、ターミナル駅前の繁華街・駅ナカ店・大学近辺の学生街などに出店しています。
フルーツサンドは、人気の高さに反して店舗数が少ない側面がありましたが、今後は競合店の存在も含め理想的な場所が取得しづらくなる可能性が高いです。
出店の位置については、開業相談時に本部に相談できるので、慎重に相談しましょう。
ロス率の管理が必要
フルーツサンドの利益を考えるうえで重要な役割を占めるのは、ロス率です。
フルーツサンドは生のフルーツを使用しているため、当日中に販売しないと廃棄せざるを得なくなるためです。
とはいえ、ロスのリスクを考えるあまり準備の量を最低限にすると、商品が早々に売り切れてしまいます。
2021年7月時点では、商品が品切れしてしまう状況が多くみられています。
しかし、ブームが落ちついたときには、シビアに販売数を予測し、商品の売れ残りが生じないように注意する必要があります。
京都古都果フランチャイズユーザーの評判・クチコミ
一般の消費者の方々から、京都古都果はどのような評判を得ているのでしょうか?
いくつか特徴的な口コミをチェックしてみましょう。
フルーツサンドの写真とともに、「おいしかった」との感想を投稿している消費者が多いです。
視覚も味覚も満たされる商品だといえるでしょう。
フルーツサンド自体がブームの真っただ中ということで、京都古都果は「行列ができていた」「品切れだった」などの口コミが目立ちます。
イベントや催事などで、臨時の売り場ができることもあります。
催事の運営については、店舗からフランチャイズ加盟店に案内が入り、店舗運営を任される仕組みになっています。
京都古都果フランチャイズの将来性
京都古都果の将来性に関しては、フルーツサンドの市場動向の影響を大きく影響を受けるでしょう。
京都古都果本部にて、商品開発をおこなっているとのことですが、現状ラインナップの中心はフルーツサンドです。
また、食パンや原材料へのこだわりは間違いなく存在するものの、付加価値をつけて販売することを考えた場合なかなかフルーツサンド以上のものを提供するのは難しいのではないでしょうか?
以上をふまえてフルーツサンドの市場性がどのように推移するのかを冷静に見極める必要性があります。
また、出店を希望されている地域の住民や利用者の客層についても入念なリサーチが必要です。
ただし、もし長期的にみて市場が落ち着きそうだという予測に至った場合であっても、必ずしも悲観的になる必要はありません。
京都古都果は、夫婦2人でも営業可能なビジネスモデルです。
ショーケースと最小限のスペースにて運営が可能なので、物件の賃料も最小限で運営できます(目安は15万円/月程度)。
損益分岐点が低いため、大きなリスクを背負う可能性も少ないです。
京都古都果では、更新期間が1年に設定されています。
飲食店では、3年・5年といった中・長期の契約期間が多く、1年という期間は平均よりも短いです。
もし初期費用を回収できていれば、1~2年して契約を完了するということも不可能ではありません。
そのような意味においては、状況を読みながら加入・撤退のタイミングをうまく図ることも重要であるといえます。
もちろん、店舗を運営しながら利益をいかに増やすかを考えることが最も優先されるべきことであるのは言うまでもありません。
まとめ
京都古都果は、京都府に本部を構えるフルーツサンド専門店です。
青果店としての実績とコネクションを活かして仕入れた新鮮なフルーツと、厳選された食材とのバランスが絶妙で、なおかつビジュアル的にもきれいな商品であることから、2021年7月現在はブームともいえる状況にあります。
京都古都果は、フランチャイズ募集をおこなっています。
500万円前後の資金と夫婦のみの労働力でも運営が可能なビジネスモデルであり、スモールビジネスに適したビジネスです。
本部が積極的にフランチャイズ加盟説明会をおこなっているので、興味のある方はぜひお問い合わせください。
なお、フランチャイズ加盟説明会は、対面式のものとオンライン説明会との2種類から選べます。