Hobson’s(ホブソンズ)は、アメリカ生まれの高級志向のアイスクリームショップです。
1985年に西麻布で日本1号店がオープンしました。濃厚な味わいや贅沢なトッピングなどリッチな味わいを楽しめるアイスクリームとして、ファンから支持されています。
ホブソンズの魅力は、単にアイスクリームの味がおいしいだけではありません。
最大の特徴は、好みのフレーバーを混ぜ合わせて、自分だけのオリジナルアイスクリームを作れることです。
そして、ホブソンズではフランチャイズ加盟店を募集しています。多くの方々から支持されるアイスクリーム店の開業に興味のある方は、詳細情報を要チェックです。
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Hobson’s(ホブソンズ)の基本情報
店舗名 | Hobson’s(ホブソンズ) |
運営会社 | 株式会社ホブソンズ・ジャパン |
店舗数 | 全国42店舗 |
創業 | 1985年 |
設立 | 1991年11月29日 |
資本金 | 非公表 |
従業員数 | 10名未満 |
本社 | 東京都新宿区舟町6石橋興業本社ビル5階 |
Hobson’s(ホブソンズ)の運営母体である株式会社ホブソンズ・ジャパンの概要をご案内します。
株式会社ホブソンズ・ジャパンとは?
アメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラ生まれのHobson’s(ホブソンズ)は、1985年に東京西麻布に上陸しました。
海外の高級志向アイスクリームが珍しかった当時は、スイーツファンの間でかなり大きな話題になりました。
1号店を開店以来2020年で35周年を迎える企業です。
上陸した当初はアイスクリームのみの販売でしたが、途中でクレープやタピオカなどのスイーツも販売を開始し、お客様にも次第に認知されるようになっています。
アイスクリーム専門店や各種スイーツ店が多数存在する現在でも、ホブソンズは高品質なアイスクリームやスイーツを提供する店舗として認知されています。
また、ホブソンズは時代のトレンドに対する姿勢も柔軟です。
例えば、SNS上での写真の見栄えを重視する利用者が増えている現状を反映して、フレッシュなフルーツをトッピングできるようにするなどのメニュー展開をおこなっています。
Hobson’s(ホブソンズ)フランチャイズの特徴や強み
フランチャイズに加盟する際に大切なことは、ブランドが持っている魅力や独自性を加盟店側がどのようにいかせられるかということです。
ブランドの力と加盟店の頑張りの相乗効果によって、店舗の人気や収益は大きく変動します。
ホブソンズに関しては、押さえておいていただきたい魅力が4点あります。
一つずつ順番にチェックしましょう。
独自のブレンド技術と生フルーツトッピング
B-R サーティワンアイスクリームをはじめアイスクリーム専門店は今や数多く存在する状況下で、独自性の有無はブランドのパワーを大きく左右します。
プレミアムアイスクリームのパイオニアであるホブソンズには、商品に関する大きな特徴が2つあります。
1つ目は、「ブレンド技術」です。
アイスクリームは、他の食材と調和して全く異なる魅力を見せます。組み合わせによって新たな味が生まれるため、お客様にとっても無限の楽しみ方があります。
ブレンド技術は、オペレーションが難しくない点も魅力の一つです。
機械化・仕組み化されているため、スタッフに高度な調理技術や厳密な食材管理などが求められる訳ではありません。アルバイトスタッフでも簡単にオペレーションすることが可能です。
2つ目は、生のフルーツやクッキーなどのトッピングです。
イチゴ・バナナ・ブルーベリー・マンゴーなどさまざまな種類のトッピング用フルーツがあります。
アイスクリームのフレーバーとの組み合わせでさまざまな味をお客様に提案できます。
ただし、フルーツの廃棄ロスに注意が必要です。
何よりベースとなるアイスクリームの品質の高さが、独自技術をよりいっそう魅力的にしています。
店舗形態が選べる
ホブソンズの加盟店には、以下のさまざまなスタイルの中から状況やロケーションにあった出店形態を選択できます。
- イートイン
アイスクリーム・クレープ特化型の路面店
- フードコート
ショッピングセンター内店舗
- カフェスタイル
また、それぞれのスタイルの店舗で、店内での食事と持ち帰りとの両方に対応可能です。
最小限の経費で運用できる
経費を最小限に抑えられる点も、ホブソンズの大きな魅力です。
ロイヤリティ
ロイヤリティは、2パターンあります。
カフェ | 売上の5% |
イートイン、フードコート | 0% |
スペース
最小で5坪での出店が可能です。
また、既存店舗の空きスペースを使用して出店することも可能です。
少ないスペースで開業することで、賃料・物件取得費・光熱費・人件費などを削減できます。
開業資金・運用資金の両面で、ホブソンズでは少額で事業展開できます。
ご自身の飲食店との相乗効果が期待できる
もし、すでに飲食店を開業している方の場合、既存メニューとの相乗効果も期待できます。
- モーニングメニュー(カフェ)
- フードメニュー(バー・洋食店など)
- カクテルやワインなどのお酒類(バーや居酒屋など)
うまくメニューを組み合わせてバリエーションを増やすことで、飲食店としての魅力を高められます。
また、競合店との差別化やブランディングのためにも効果的です。
Hobson’s(ホブソンズ)フランチャイズの弱みはあるのか?
ホブソンズの弱みとなりうる部分をイメージすることも重要です。
具体的に弱みをイメージできれば、克服したりあるいは別の手法によって弱みをカバーしたりできます。
この章では、弱みとなり得る部分を4点ご紹介します。
季節や天候の影響を受けやすい
ホブソンズの場合も、天候の良い夏の日に比べるとどうしても冬の寒い日や天気の悪い日には売上が下がります。
ホブソンズでは、季節要因の小さなクレープの販売も行っていますが、そもそもクレープ自体の市場規模はアイスクリームよりもずっと小さいです。
クレープの市場規模は、アイスクリームの15分の1以下ともいわれており、安定した収益を得るためには、やや心許ない印象を受けます。
加入点側で取るべき対策は、以下の2点です。
- メニューの拡張や期間限定イベントの開催
冬場でも来店して購入したくなるようなキャンペーンを開催することで、店舗に集客を促します。
シンプルな施策ですが、割引キャンペーンや他の商品やキャラクターとのコラボレーションなどが考えられます。
- 運営の効率化
最小限のスタッフで事業を運営したり、廃棄によるロスを最小限に抑えたりすることで、コストを抑え利益率を改善します。
どちらも基本的な対策です。
しかし、加盟店が積極的に取り組むことが重要です。
フードコートは出店条件が厳しい
ホブソンズの理想的な出店エリアは、都市部のロードサイドかフードコートです。
特に、空調設備が完備され、座席でゆっくりとアイスクリームを味わえるフードコートは、最適です。
ただし、フードコートは他のアイスクリームやスイーツチェーン店にとっても理想的です。
実際に、既存のショッピングセンター内のフードコートは、すでにアイスクリーム店やクレープ店が入っていることが多いです。
また、未経験者がはじめてフランチャイズ加盟店として出店する場合、ショッピングセンター側に出店の申請をしても簡単に通らない場合があります。
ショッピングセンターとしても、競合のショッピングセンターと差別化するために、基準をかなり厳しく設定しているためです。
先に、理想の物件が見つかっている場合には問題ありませんが、加盟するフランチャイズ本部と物件とを同時進行で探している方は、物件の確保が簡単ではないことを頭に入れておきましょう。
キャンペーンに課題がある
アイスクリームのメインターゲットは女性であるということもあり、期間限定のキャンペーンやコラボレーション商品などの展開も重要な要素となります。
しかし、ホブソンズでは近年あまり期間限定商品やキャンペーンが話題になっていません。
競合店を例に挙げると、サーティーワンアイスクリームやコールド・ストーン・クリーマリーはリピーター顧客獲得のために、常に新商品やキャンペーン展開を展開しています。
具体的には、子どもに人気のディズニーキャラクターとコラボレーションをしたり、トッピングに旬のフルーツのフレーバーを取り入れたりするなどの施策です。
ホブソンズWebサイトでは、「華やかでインパクトのあるスイーツが好まれる昨今、おいしさだけではメインターゲットである20代~40代の女性の心をつかむのが難しいのが現状」との記載があり、今後対策は強化されることが予想されます。
とはいえ、本部に頼り切りの姿勢ではフランチャイズ経営はうまくいきません。
加盟店としてどのような対策や商品展開ができるかを考え、売上の最大化を目指しましょう。
Hobson’s(ホブソンズ)フランチャイズユーザーの評判・クチコミ
ホブソンズの魅力を知るためには、一般ユーザーのクチコミや感想を知ることも重要です。
消費者の心理は、実際に購入したり店舗を利用したりしているユーザーの意見を聞かなければわからないことも多いです。
「見た目のインパクト」には課題があるとの考えをホブソンズ本部はもっていますが、高品質なアイスクリームは消費者の目にも魅力的に映っているようです。
確かに、SNSで話題となっているような派手な外観をした商品ではないものの、十分に顧客を惹きつける商品力をもっています。
フレーバーのブレンドは、ホブソンズならではのアイスクリームの楽しみ方です。
ホブソンズ=ブレンドとファンの間では浸透しており、さまざまな組み合わせが試されています。
暑い日に「ホブソンズのアイスクリームを食べたい」とのクチコミが多数あります。課題となるのは、年間を通じていかに集客を安定させられるかという点でしょう。
高級感・特別感のあるホブソンズのアイスクリームは、一般ユーザーもかなり好意的です。
Hobson’s(ホブソンズ)フランチャイズの将来性
ホブソンズの将来性について、ポジティブな面とネガティブな面との両面を検証してみましょう。
その根拠は、以下の2点です。
- アメリカ発のブランドで、世界的に認知されているブランドである
- 日本国内にてすでに長年の実績があり、ファンに品質の高さが認知されている
フランチャイズ加盟店の目から見た場合、世界的に有名であり日本でも長年の実績があるにもかかわらず、国内に50店舗弱しかないブランドは、大きな可能性が感じられます。
1店舗目の運営に成功すれば、複数店舗の事業展開もしやすい状況になるはずです。
近年ではビジネスの移り変わりも早いため、次々と新たな競合店が市場のシェアを奪っていく可能性もあります。
特に、弱みの部分で紹介した商品開発力の部分で今後他社の遅れを取ってしまうと、高品質であるというブランドイメージにも悪影響が及ぶ可能性がります。
ホブソンズのブランドをうまく活用するには、加盟店側のオリジナルメニューをうまく親和性を持たせたり、マーケティングやキャンペーン展開などを工夫したりすることがポイントになるでしょう。
まとめ
Hobson’s(ホブソンズ)は、アメリカ生まれのアイスクリームチェーンです。
日本国内では50店舗弱の店舗数ではありますが、ファンには「高品質なアイスクリーム専門店」と認知されています。
実際に、ホブソンズのアイスクリームの味については非常に好評です。
ただし、マーケティングや商品開発の面では課題が残っているようにも見えます。
フランチャイズ加盟店がホブソンズのメリットを最大限に活かして活躍するためには、商品開発や地域での広告をいかにして成功させるかががポイントになるでしょう。
ホブソンズでは、フランチャイズ加盟店希望者向けに説明会を開催しています。
興味のある方、詳しく話を聞きたい方は、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか?