薬膳専門店おかゆや・麻辣家・たんぱく家は、「自然をハコぶ」というキャッチコピーで営業している株式会社ハーバルアイが手がけるデリバリー専門のブランドです。
3ブランドに共通するのは、保証金・ロイヤリティ不要でスタートでき、非常にリスクが小さいという点です。
さらに、健康によいとされる漢方やスパイスを多く用いたメニューをデリバリーで提供することは、とても時代に合ったスタイルであるともいえます。
この記事では、「薬膳専門店おかゆや」を中心に株式会社ハーバルアイが手がけるブランドの以下の情報について解説します。
- ブランドの特徴
- ブランドの強み・弱み
- 利用者の声
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薬膳専門店おかゆや・麻辣家・たんぱく家の基本情報
店舗名 | 薬膳専門店おかゆや・麻辣家(マーラーヤ・)たんぱく家 |
運営会社 | 株式会社ハーバルアイ |
店舗数 | 薬膳専門店おかゆや:12店舗麻辣家:2店舗たんぱく家:非公表 |
創業 | 2015年12月1日 |
設立 | 2019年10月(おかゆやのオープン) |
資本金 | 4859万9995円 |
従業員数 | 67名(2021年9月末時点) |
本社 | 〒810-0001福岡県福岡市中央区天神5-7-3 福岡天神北ビル6階 |
薬膳専門店おかゆや・麻辣家・たんぱく家を運営する株式会社ハーバルアイについて解説します。
株式会社ハーバルアイとは?
株式会社ハーバルアイは、2015年に創業したばかりのベンチャー企業です。
ハーバルアイは、ヘルスケア事業とイートケア事業の2つの事業において、漢方に特化した事業を展開しています。
イートケア事業については、漢方の考え方を採用したおいしくて体によいメニューを配送で個人宅に届ける仕組みを、全国でフランチャイズ展開中です。
商品力もさることながら、加盟店が低リスクで事業を開始できる点も評価されています。
株式会社ハーバルアイの運営する3つのブランド
株式会社ハーバルアイは、イートケア事情にて3つの事業について紹介します。
3つの事業ともバーチャルキッチンでの宅配専門ブランドとしてFC展開しています。
薬膳専門店おかゆや
薬膳専門店おかゆやは、おかゆと漢方薬を専門に提供している店舗です。
ハーバルアイの漢方薬における専門性を生かした、サムゲタンや漢方入りのおかゆなどのメニューが人気です。
麻辣家
麻辣家は、薬膳専門おかゆやの人気メニュー「麻婆春雨」から生まれたブランドです。
体によいものを摂取することで日々の健康バランスを整えるという薬膳専門店おかゆやと同じコンセプトで運営されています。
中国の本格的な香辛料を使用することにより、辛いものが好きなユーザーのニーズを取り込めます。
たんぱく家
鶏胸肉を使用した高たんぱく・低脂肪なメニューを提供しているブランドが、たんぱく家です。
糖質や脂質を抑えつつおいしい味を提供することで、ダイエット中や健康志向の方のニーズに応えます。
また、フィットネスに関心が高い消費者にも、強い存在感を発揮できるでしょう。
薬膳専門店おかゆや・麻辣家・たんぱく家フランチャイズの特徴や強み
株式会社ハーバルアイの運営する薬膳専門店おかゆや・麻辣家・たんぱく家の強み・特徴を解説します。
薬膳専門店おかゆやは、特徴を理解したうえで加盟すると、ご自身の生活スタイルや収入が大きく好転する可能性もあります。
バーチャルレストランならではの強み
ハーバルアイの運営する「薬膳専門店おかゆや」などのデリバリー専門3ブランドは、実店舗を構えなくてもライセンスを取得すれば営業可能です。
実店舗をもたない店舗のことは、バーチャルレストラン・クラウドキッチン・ゴーストレストランなどさまざまな呼称があります。
具体的には以下の強みの活用法があります。
- 既存の実店舗の売り上げをアップできる
薬膳専門店おかゆやは、既存の飲食店のキッチンを使って運営することも可能です。
設備投資やメニュー開発など、予算・手間をすることなく利益を上積みできる可能性があります。
- 立地の条件にこだわる必要がない
宅配専門であるため、中心地や駅前などの立地でなくても集客に影響しません。賃料の安い物件で営業できます。
- 少ないスペースで営業可能
客席を必要としないため、必要最小限のスペースで営業可能です。賃料を抑え、効率よく営業できます。
- 幅広い利用者に効率よくアプローチできる
一つの店舗で複数のブランドを取り扱うことができるため、さまざまな志向をもつ利用者から利用される可能性が高いです。
さらに、1人のユーザーから高頻度で注文を受ける場合にも、ブランドを複数もつことの利点が活かされるでしょう。
健康志向にマッチした商品ラインナップ
株式会社ハーバルアイの目指している健康志向は、現在の多くの方の関心と非常にマッチしています。
株式会社ハーバルアイの健康志向は、当然ながらデリバリーの商品にも反映されており、メニューの中心は漢方や生薬を使用したしたものです。
さらに、少なくとも宅配の分野においては漢方や生薬を使ったことを強みとしている強豪が少なく(2021年12月現在)、市場での優位性・独自性という点でもすぐれています。
スモールスタートしやすい
株式会社ハーバルアイの運営する3ブランドは、低予算ではじめやすいという利点があります。
さらに、シミュレーション上では費用を回収するまでの期間が短いため、リスクの小さい契約であるといえます。
それぞれのブランドの初期費用・ロイヤリティ・回収期間をまとめたものが以下の表です。
初期費用 | ロイヤリティ | 回収期間 | |
薬膳専門店おかゆや | 80万円 | 0% | 2か月 |
麻辣家 | 60万円 | 0% | 2か月 |
たんぱく家 | 50万円 | 0% | 2か月 |
食材の仕入れ費用・光熱費・配送サービスの手数料・賃料などが発生しますが、店舗を運営する上でコストを最小限に抑えられることは間違いないでしょう。
結果的に、3ブランドのすべてにおいてわずか2か月間での初期費用回収が可能であると見込まれています。
薬膳専門店おかゆや・麻辣家・たんぱく家フランチャイズの弱みはあるのか?
薬膳専門店おかゆやは、大きなデメリットやリスクのないフランチャイズ契約のように思われるかもしれません。
しかし、どのようなビジネスにもプラスとマイナスの両方の側面があります。
デメリットの部分を理解しないまま契約した場合には、後悔につながるリスクもあります。
この章では、薬膳専門店おかゆやを運営するうえで弱みとなりうる部分を解説します。
本部のサポート力が不透明
運営母体である株式会社ハーバルアイは、薬膳カフェを2店舗経営しているとはいえ、飲食店プロデュースのプロフェッショナルというわけではありません。
さらに、株式会社ハーバルアイが福岡県を拠点とするベンチャー企業であることをふまえると、開業後のきめ細かいサポートを期待する方にはマッチしない可能性が高いです。
手厚いフォローが期待できないことについては、そもそも薬膳専門店おかゆや自体がサポートをそれほど必要としていないということも影響している可能性があります。
また、配送などについてはUberEatsをはじめとした既存サービスを活用できます。
これらをきめ細かいサポートがなくても営業できると判断するか不安に感じるかによって、株式会社ハーバルアイのフランチャイズ案件の印象は大きく変化するでしょう。
デリバリーのサービスに依存する
自前で配送員を用意することは固定費がかかるだけでなく、さまざまな面でのリスクケアが必要になるためそれほど現実的ではありません。
デリバリーのサービスが非常に優秀だからこそ成り立つビジネスですが、UberEatsに強く依存することは以下のリスクにつながります。
- 配送ドライバー
外部のドライバーを利用することにより、手数料を支払わなくてはなりません(UberEatsの場合は売上の35%)。
一般的には、手数料分を価格に反映させることが多いですが、その結果割高であるとの印象を利用者に与えることになります。
- 集客・認知
配送サービス上で、カテゴリ検索をした際にはメニューや店舗の情報が表示されます。
しかし、各ブランドの個別ホームページはきちんと作成されていません。
したがって、UberEatsなどのページが何らかの事情で利用できなくなったり、UberEats上で強力な競合が現れたりした場合などに、取れる対策の選択肢は少ないでしょう。
コロナ禍でデリバリーはブームにもなりましたが、2021年においてはドライバーの労働環境や配送時の事故などのネガティブな報道も出始めています。
特に、飲食業未経験者やデリバリーサービスを活用したことのない店舗は、外部の配送サービスを利用することのメリット・デメリットを考える必要があります。
ゴールドレストランに対するマイナスイメージ
ゴーストレストランに対しては、否定的な考えをもつ方も一定数います。
その理由は、以下のとおりです。
- 店舗の実態がないため、調理環境や食品の安全・衛生面に不安が残る
- 「専門店」を名乗っているにもかかわらず、実体には専門性が欠ける
- 店舗とドライバーとの間のトラブル事例など、一部にネガティブな報道がある(風評被害含む)
薬膳専門店おかゆやの場合は、運営元である株式会社ハーバルアイが漢方薬に特化した企業であることが大きな強みです。
しかし少なくとも2021年12月の段階では、漢方・生薬における専門性の高さを薬膳専門店おかゆやなどのホームページ上ではアピールしていません。
薬膳専門店おかゆや・麻辣家・たんぱく家フランチャイズユーザーの評判・クチコミ
代表して、薬膳専門店おかゆやについての一般利用者のクチコミを確認してみましょう。
おかゆやは、健康によいだけではなく味にもこだわっています。
多くの食材が利用されており、非常に満足度の高いメニューになっているようです。
おかゆやが想定しているメインターゲットは、健康志向の高い女性です。
日常的に健康への意識が高い方のほかに、二日酔いや疲れを感じている方などがおかゆやを利用されることもあるようです。
薬膳専門店おかゆや・麻辣家・たんぱく家フランチャイズの将来性
薬膳専門店おかゆやフランチャイズは、とてもリスクの少ないフランチャイズチェーンです。
したがって、基本的にはリスクが非常に小さいビジネスもデあるです。
食材の原価率についても、10%代~30%程度と十分な収益を得られるだけの原価率に抑えられています。
一方で、大きな収益を上げにくいビジネスモデルでもあります。
おかゆやのシミュレーションでは、月間売上高の見込みは120万円・オーナー利益は50万円です。
2か月間で初期費用を回収できる計算にはなっているものの、薬膳専門店おかゆやをメイン事業としてビジネスを拡大していくのはハードルが高いかもしれません。
すでに店舗として利用できるスペースをおもちの方、飲食店を経営していて収益の底上げを図りたい方などにとっては、薬膳専門店おかゆやは理想的な収益の柱になる可能性があります。
健康志向は今後もますます高まっていく可能性が高いでしょう。
特に病気になってから治療やケアをするのではなく、日頃の食事や生活習慣を改め、健康を整えていくスタイルが今以上に重視されることになるでしょう。
したがって、今後も導入のリスクは低く手堅いブランドであるものの、爆発的な売上を期待するためにはプロポーションが左右します。
株式会社ハーバルアイのプロモーションがどういう風に展開されるかについて、今後の動向が注目されます。
まとめ
薬膳専門店おかゆや・麻辣家・たんぱく家は、いずれも株式会社ハーバルアイが展開するデリバリー専門のブランドです。
これらの店舗は、バーチャルレストランとして最少人数でコンパクトに事業をスタートできるという利点があります。
運営母体のハーバルアイは漢方に特化したオンライン販売で、ベンチャー企業ながら急成長を見せている企業です。
漢方食のデリバリーは競合店が存在しないという状況もあり、今後についても手堅いといえるのではないでしょうか。
より詳しい情報を知りたい方は、ぜひ資料請求や説明会参加されることをオススメします。
フランチャイズ加盟は情報収集が成否を分けるといっても過言ではありません。
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