郊外型の洋菓子店といえばシャトレーゼを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
シャトレーゼは低価格帯で、バリエーション豊かな洋菓子が楽しめる店舗として、幅広い世代から人気を集めています。
シャトレーゼはほぼすべての県に出店しており、そのうち約9割がフランチャイズです。
そして、現在もフランチャイズ加盟店を募集しています。
この記事では以下の情報を中心にご紹介します。
- シャトレーゼの基本情報
- シャトレーゼの強みや特徴
- シャトレーゼ加盟者からのクチコミ
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人気フランチャイズランキング
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シャトレーゼ基本情報
店舗名 | シャトレーゼ |
運営会社 | 株式会社シャトレーゼ |
店舗数 | 約560店舗 |
創業 | 昭和29年12月20日 |
設立 | 平成22年4月1日(新設分割) |
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 単体 1,200名 |
運営元の株式会社シャトレーゼについて、簡単にご紹介します。
運営元株式会社シャトレーゼとは?
株式会社シャトレーゼは、洋菓子店・和菓子店・ホテル・ゴルフ場・スキー場・ワイナリーなど多角的に運営するシャトレーゼグループの洋菓子部門です。
シャトレーゼは、和菓子専門店として創業しましたが、看板商品であるシュークリームのヒットをきっかけに徐々に洋菓子専門店としてのブランドを確立し、現在は500以上もの店舗を全国的に展開しています。
韓国・台湾・タイ・シンガポールなど、アジア諸国を中心に海外にも店舗を展開しており、現在も成長をし続けている企業です。
シャトレーゼフランチャイズの特徴や強み
シャトレーゼは、顧客からの支持により順調に店舗数を増やしています。
大半がフランチャイズの店舗でありながら500店舗を超えるのは、シャトレーゼが顧客からもオーナーからも支持されてきたからです。
では、シャトレーゼはフランチャイズオーナーにとってどのような魅力があるのでしょうか?
4つの観点から魅力をご紹介します。
ブランド力が確立している
シャトレーゼは、「安くておいしい」というブランドイメージが浸透しています。
さらに、無添加・低アレルゲン・低糖質など安全性にこだわった商品開発にも成功しています。
シャトレーゼの看板商品は、イチゴショートケーキ・シュークリーム・アイスクリームなどの看板商品です。
しかし、幅広くフルーツタルトや和菓子、パンなどジャンル問わず幅広いバリエーションのラインナップがあります。
コンビニスイーツ以上に安い価格で、おいしくて安全なケーキが食べられるということで、最近ではSNS上で話題になることも珍しくありません。
販売に注力できる体制が整っている
シャトレーゼでは、本社工場で製造した商品をダイレクトに店舗に届けるという体制が整っています。
シャトレーゼの理念でもあるこだわりの製法や安心できる原材料は、本社工場にて製造されるため、加盟店側はレシピや製造を学ぶ必要がありません。
加盟店は、届いた商品を、顧客に提供することだけに注力できます。
シャトレーゼ運営店の中には、店舗に正社員を配置せずにパート・アルバイトスタッフのみで運営できている店舗もあります。
このような対応が可能なのは、本部=製造・流通管理/店舗=販売というように役割がきちんと明確化・組織化されているためです。
ロイヤリティなし
シャトレーゼのフランチャイズ契約では、ロイヤリティなしに設定されています。
一般的に、飲食業界は人件費などの経費が多くかかるため、ロイヤリティの相場は低めです。
しかし、それでも3~10%程度のロイヤリティが発生します。
ロイヤリティなしのメリットは実際にシミュレーションをしてみると、イメージしやすくなります。
月間の売上が1,000万円だった場合を考えてみましょう。
3%の場合 | 30万円/月 |
ブランド力があり、研修制度・サポート体制が整っているシャトレーゼでロイヤリティがかからないのは、オーナーの方にとって間違いなく大きなメリットです。
トレーニング・サポートが充実している
シャトレーゼでは、以下の研修・サポート制度が整っています。
研修
- 資格認定プロセス
本部にて2泊3日の研修(2名以上での参加が必須) - トレーニング研修
シャトレーゼの直営店にて、店舗のオペレーションに関するトレーニングを実施
サポート制度
- 優良店舗物件を探すサポート
- スタッフ採用面接のマニュアル
- スタッフ向けの接客マニュアル
シャトレーゼは、販売に関してもきちんと仕組み化がされているため、マニュアルやオペレーションも細かく規定されています。
オーナー様自身が接客業未経験の場合であっても、チャレンジしやすいでしょう。
シャトレーゼフランチャイズの弱みはあるのか?
続いて、シャトレーゼフランチャイズに加入する際にデメリットになりうる部分をチェックしましょう。
この章で解説する3つのポイント・リスクさえクリアできれば、シャトレーゼのフランチャイズ加入を検討する意義は大いにあるでしょう。
開業時にまとまった費用が必要
シャトレーゼは、いわゆる「重い」フランチャイズ契約に該当します。
シャトレーゼの初期費用にどの程度の費用がかかるのか見てみましょう。
加盟預託金 | 500万円(フランチャイズ契約終了時に返金されます) |
研修費 | 20万円(本部・直営店での研修にかかる費用) |
開業手数料 | 30万円(開業前の本部からのサポートにかかる費用) |
建築設備費 | 4,000万~5,500万円(店舗取得費や工事費など) |
開業準備費用 | 250万円(求人活動・開業告知・店内の備品など) |
合計 | 4,800万円 |
シャトレーゼを開業するために必要なお金は4,800万円からになります。
政策金融公庫などを利用する方法もあるため全額自己資金で用意する必要はありませんが、一定の資金をご自身で用意しなければはじめられないビジネスです。
「重い」ビジネスモデルは、参入障壁という点ではリスク・デメリットになりますが、逆にいえば他にマネをされにくいというメリットもあります。
したがって、開業をした後は参入障壁の低いビジネスよりも着実に利益を上げやすい傾向がみられます。
スタッフの管理が必要
シャトレーゼでは、だいたい1店舗あたり20名のスタッフが働くことになります。
飲食店の中では比較的少人数で運営できる事業モデルですが、マネジメント経験が少ない方にとっては20名のスタッフを管理するのは大変かもしれません。
また、シャトレーゼは洋菓子店なので、以下の2点に注意しなくてはなりません。
- 男性からの応募が少ない
スタッフ希望者の大半は女子大学生や主婦の方など、女性が中心になります。
スタッフ同士の関係性や距離感は店舗ごとに異なるため一概にはいえませんが、女性中心の職場で働くことにストレスを感じる方にとっては、デメリットとなりうるポイントです。
- イベント時期はスタッフ総出になることもある
クリスマスや年末年始には、主にファミリーからの需要で来客が殺到するため、あらかじめスタッフの人数を確保しておかなくてはなりません。
オーナーである以上、どの業種であっても人材管理は重要業務ですが、業態特有の点があることを押さえておきましょう。
郊外のロードサイド型ビジネスモデルであること
シャトレーゼは、郊外に比較的大型のロードサイド店(大きな道路に面した店舗)を想定した事業モデルです。
物件の選び方によっては、以下のデメリットが生じるかもしれません。
- 通勤が不便
ご自宅近辺の物件を選ばなければ、自動車通勤になるでしょう。
自家用車を所有していない方は、通勤手段を確保しなくてはなりません。
- 人材が集まりにくい
近隣の状況によっては、アルバイト・パートスタッフが集まりにくいこともあります。
物件を選ぶ際に集客だけではなく求職者が集まりそうか否かもチェックしましょう。
都心の職場とは異なり、満員電車での通勤が回避できるなどのメリットもあります。
シャトレーゼFC加盟者の評判・クチコミ
シャトレーゼへのフランチャイズ加入を考える場合、既存オーナーの評判・クチコミが参考になります。
実際にどのような声があるのかをチェックしてみましょう。
本部サポートについて
本社でのオーナー研修 店舗でのトレーニング研修、全て自分が参加しました。
これまで小売業の経験はありませんでした。スタッフの採用面接も細かなマニュアルがあり大変助かりました。
オープン時1日1,000人以上の来客がありましたが本部トレーナーの応援で成功しました。
引用元:https://www.chateraise.co.jp/franchise/owners_voice
マニュアルが整備されていると、未経験者の方でも安心して開業にチャレンジできます。
洋菓子店は、品出し・包装・レジ・お客様の誘導など、外から見ている以上にやるべきことが多く、課せられるタスクも多いので、やるべきことがはっきりと示されているか否かは大きなポイントです。
店舗運営について
仕入れから社員さんの給料、求人広告の出稿、スタッフの皆さんは快適に働いてくれているか?など、利益を考えながら色々な事に目を配らなければなりません。その一方、決定権は自分にあるため、良いと思うことはスピーディーに実行できるのが嬉しかったです。そして、それが思った通りの結果を生むこともあり、悩みは多いですが、日々やりがいを感じて働いています。
引用元:https://chateraise-job.net/interview/int01/index.html
オープン後の運営・管理はオーナーの仕事の醍醐味です。
シャトレーゼでは、スタッフの人数も多く、月間の売上も1,000万円を超える店舗が多いためプレッシャーは大きいですが、プレッシャーに見合った喜びが得られるでしょう。
シャトレーゼフランチャイズユーザーの評判・クチコミ
続いて一般消費者のシャトレーゼに対するクチコミをチェックしましょう。
シャトレーゼの「安くておいしい」は多くの消費者から支持されています。
「思わず大量買いしてしまう」「週に2~3回通ってしまう」など、気軽に購入できるために飼いすぎてしまうとのクチコミもよく投稿されています。
シャトレーゼの商品に対して「おいしい」と同じくらい多く散見されるのが「懐かしい」という声です。
多くのファンが、子どものころからシャトレーゼの味に慣れ親しんでおり、大人になって「また食べたい」と感じるようです。
広い駐車場をもつシャトレーゼですが、駐車場が満車になってしまうほどの賑わいを見せているというクチコミも散見されます。
ファミリー層からの人気が高いこともあり、特に土日には混雑している店舗が多いです。
シャトレーゼフランチャイズの将来性
シャトレーゼは、本部が継続的に成長を続けており、今後も更なる成長を期待できる要因が多数あります。
- 洋菓子の製造が高レベルで機械化されている
- アジア圏への進出を進めている(複数の国々から出店要請がある)
- 老舗和菓子店の亀屋万年堂を買収するなど、積極的に挑戦を続ける社風
個々の店舗の売上について考えた場合、シャトレーゼの大きな強みになるのは安さと安全性です。
参考サイト:https://resemom.jp/article/2020/10/23/58717.html
洋菓子は、卵や牛乳をはじめとしたアレルゲン物質を主な原材料として含むため、安く安全な洋菓子を製造できるノウハウを有しているシャトレーゼは時代にマッチしているといえます。
使用する水にまでこだわって製造をする姿勢により、ますます多くのユーザーから支持を得ることになるでしょう。
まとめ
「三喜経営(お客様・取引先様・社員が喜ぶ経営)に徹しよう」を掲げるシャトレーゼは、低価格と高品質な洋菓子を軸としてこれまで成長を続けています。
シャトレーゼの洋菓子は、確かなブランド力を誇っており、今後もますますの成長が期待できます。
フランチャイズ加盟を目指す場合、シャトレーゼは初期費用が多くかかるビジネスモデルです。
また、運営に関しても一定の人数の人材を管理しなけばならず、十分なやりがいとプレッシャーが感じられるでしょう。
参入障壁と日々の管理業務さえクリアになれば、フランチャイズ事業の中では手堅い事業といえるのではないでしょうか?
興味のある方は、ぜひ説明会にて詳細を確認してください。