マクドナルドは、世界を代表するファーストフードブランドです。
その知名度や影響力は圧倒的で、外食産業を代表する企業といっても過言ではありません。
ご自身がマクドナルドの人気商品を提供できることにワクワクする思いを抑えきれない方もいるのではないでしょうか?
この記事では、マクドナルドのフランチャイズ加盟を検討している方に、以下の情報をご案内します。
- マクドナルドの概要
- マクドナルドの特徴・強み
- マクドナルド加盟店オーナーの口コミ
条件は決して簡単ではないものの、マクドナルドはフランチャイズ加盟店を募集しています。
マクドナルドのフランチャイズに興味があるかたにとって有意義な情報をお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。
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マクドナルドの基本情報
店舗名 | マクドナルド |
運営会社 | 日本マクドナルドホールディングス株式会社 |
店舗数 | 2,929店 |
創業 | 1971年7月20日 ※日本法人 |
設立 | 2002年7月1日 ※現在の日本マクドナルド株式会社の設立日 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 2,194名 ※2020年12月31日現在 |
本社 | 〒163-1339東京都新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー |
日本マクドナルドホールディングス株式会社の概要を紹介します。
日本マクドナルドホールディングス株式会社とは?
日本マクドナルドホールディングス株式会社の創業は、2002年のことです。
1971年に藤田田氏によって設立された日本マクドナルド株式会社が当時経営不振に陥り、会社の組織体制を変化したことによって誕生しました。
ブランド力・商品力の高さはそのままに、直営主体の日本流経営からフランチャイズ主体の欧米流経営に舵を取り、近年再び勢いを盛り返しています。
日本マクドナルドは下記からもわかるように、日本の外食産業をけん引している企業であることは間違いありません。
- 国内初のドライブスルー店舗のオープン(1977年)
- 黎明期でのスマートフォンアプリの導入(2010年)
マクドナルドフランチャイズの特徴や強み
マクドナルドはあまりにも身近な存在なので、特徴やメリットについて深掘りして考えたことのない方も多いのではないでしょうか?
しかし、外食産業をけん引しているマクドナルドは、飲食フランチャイズをけん引している存在でもあります。
したがって、マクドナルドでフランチャイズ開業をするメリットを詳しく知ることは、マクドナルドのFC加盟だけでなく飲食店開業全般について大きなメリットが得られるでしょう。
この章では、4項目に関してマクドナルドフランチャイズのメリットを解説します。
他を圧倒するブランド力
マクドナルドのブランド力は、ほかを圧倒しています。
マイボイスコムが2019年に1万235件人におこなったアンケート調査によると、下記のような回答が得られました。
- 最も好きなファーストフードブランドとして32.9%が『マクドナルド』と回答
- 全体の回答者の約8割が『過去1年間の間に1回以上マクドナルドを利用した』と回答
これほどまでに強いブランド力をもっているブランドはほかにありません。
ブランド力があるがゆえに、ターゲット層も広い
マクドナルドのブランド力の大きな特徴は、ターゲット層が非常に幅広いことです。
国内での創業以来50年以上が経過しているマクドナルドは全世代から支持されています。
<マクドナルドのターゲット層>
若年層
シニア層
ファミリー層
特に、おまけつきの子ども向けメニューの人気から、ファーストフード店としてはファミリー層の利用がとても多いという特徴もあります。
すでに圧倒的なブランド力を持っていることに加えて、TVCMやオリンピック・サッカーワールドカップなど、プロモーション活動も積極的です。
徹底されたオペレーション
マクドナルドのオペレーションには、スタッフの作業内容や手順だけでなくマニュアルに書かれた作業の目的や理念までもが記載されています。
マクドナルドのスタッフは1年間で約3分の1が入れ替わるとされていますが、それでも均一のオペレーションが保てるのは、このすぐれたオペレーションのおかげです。
マクドナルドのオペレーションは均一であるだけでなく高い水準である
かつて、商品提供までの時間が60秒を下回った場合にサービス券をプレゼントするという実施したことがありましたが、ほかのブランドからすれば非現実ともいえるキャンペーンが展開できるのもマクドナルドのオペレーションが徹底されているためです。
オペレーションで定められているのはスピードだけではない
品質・衛生・ホスピタリティなどあらゆる部分が、“ファーストフード店の理想”ともいえるようなマニュアルが定められています。
社会のニーズにスピーディーに対応
マクドナルドは、社会のニーズやトレンドの変化に対して敏感な企業です。
例えば、マクドナルドがもともと強みとしていた「ドライブスルー」、「テイクアウト」、「デリバリー」などの密を避けられる提供形態を強化させることで、コロナ禍の影響を最小限に抑えました。
特に、デリバリーの分野では、Uber EATSや出前館など多くのプラットフォームに出店し、機会ロスの可能性を最小限に抑えることに成功しています。
ほかにもSDGsや働き方改革への取り組みなど、マクドナルドは社会が求める企業の模範として対応をおこなっています。
社会的な影響力の大きさから、マクドナルドは不祥事やトラブルがニュースになることもあります。
それでもマクドナルドが一般消費者から強く指示されているのは、企業体制として模範的な振る舞いをおこなってきたからともいえるでしょう。
最先端のマーケティング戦略
マーケティングの本場であるアメリカから発祥したマクドナルドは、常に最先端のマーケティング戦略を実践している企業でもあります。
2015年頃の不祥事により大きな打撃を受けたにもかかわらず、わずか短期間でV字回復を遂げられたのはマクドナルドがこれまで積極的に効果的なマーケティング戦略を実践してきたためです。
マーケティング戦略の具体例として挙げられるのは、SNS戦略です。
- 自社製品総選挙
- マックvsマクド
- 名前募集バーガー
上記のような『論争が起こりやすいキャンペーン』を断続的に展開することで、効率よくキャンペーンを展開することに成功しています。
マクドナルドは、今後も次々と新たなキャンペーンを展開するのではないかと期待させてくれるブランドです。
マクドナルドフランチャイズの弱みはあるのか?
市場での圧倒的な強さから、マクドナルドには死角がないように思えます。
しかし、どんなブランドにもデメリットやリスクは存在します。
この章では、マクドナルドにフランチャイズ加盟をするデメリットについて紹介します。
メディア報道の影響が大きい
全国に2,900店舗もあるマクドナルドでは、全国のどこかの店舗で大きなクレームやトラブルが発生することがあります。
典型的なケースは、異物混入です。
マクドナルドは非常に影響力の大きな企業であるため、1店舗のトラブルが全国ニュースとして報道されます。
報道の内容によっては問題が発生した店舗だけではなく全店に影響が生じます。
2015年の一連の不祥事事件によって店舗の売上が大幅にダウンしたのも記憶に新しいところです。
店舗数が横ばい傾向
マクドナルドの売り上げは、近年急激に回復しています。それでも、店舗数の推移としては2015年の不祥事によって激減したあと、横ばい傾向にあります。
考えられる理由は以下の2つです。
①競合店の参入が相次いでいる
- 鳥貴族系列の「トリチキバーガー」
- 焼肉ライク系列の「ブルースターバーガー」
- ロイヤルホスト系列の「ラッキーロッキーチキン」
などが、新業態としてハンバーガーチェーン展開を進めています。
②競合ブランドが出店攻勢を進めている
- バーガーキング
- ウェンディーズ
- ファーストキッチン
などの既存競合店も店舗数が増加傾向にあります。
マクドナルドの規模感からするとまだ店舗数は少ないですが、局地的には強力な競合となるケースがあります。
開業時に高額な費用を要する
マクドナルドの新店舗を作るためには1億円程度の資金が必要です。
したがって、勝算が高い状況であっても気軽に店舗を出店できないケースがあります。
店舗数が増えていない状況下で新店舗をオープンさせて軌道に乗せるのは、決して簡単なことではないでしょう。
ブランド力の高さに安心するのではなく、オーナー自身の力で店舗運営を成功させるという意気込み・パワーが必要とされます。
2,500万円以上の自己資金が必要
マクドナルドの店舗をオープンさせるためには、約1億円の資金が必要です。
さらに、マクドナルドの規定により開業資金の4分の1は、借り入れなどではなく手元資金として用意しなくてはなりません。
つまり約2,500万円を自己資金として用意しなくてはならないということです。
必要最小限の初期費用しか準備できていない場合には、大きなトラブルに見舞われた際に、即閉店せざるを得なくなる状況に陥ることもあるでしょう。
したがって、マクドナルドのフランチャイジーとして想定されているのは、『何らかの形でビジネスを成功させており資金に比較的余裕のある企業である』といえます。
マクドナルドFC加盟者の評判・クチコミ
マクドナルドフランチャイズ加盟店オーナーの口コミを2件紹介します。
マクドナルドの持つ、徹底したサポート体制が、フランチャイズ・オーナーの強力な武器となっています。
引用元:https://datsusala-fc.com/ranking-restaurant/mcdonalds
世界トップレベルの本部から、適切な指示があるからこそ、多店舗経営を行うオーナーが多いんだと思います。
サービス水準を高く保つために、すぐれたマニュアルは不可欠です。
特にオーナーの立場では、スタッフの教育や店舗の安定的な運営をするために、マニュアルに助けられる機会が多いでしょう。
本部に不祥事があって、一時期売り上げがかなり下がってしまいましたが、その後お客様参加型のメニューやイベントを行い、売り上げを回復させることができました。フランチャイズの形式の店舗はみんなそうですが、本部のイメージが落ちてしまうと、オーナーがいくら頑張っても売り上げが上がらないということはありますね。
引用元:https://datsusala-fc.com/ranking-restaurant/mcdonalds
本部の影響力の大きさを実感するオーナーの声もあります。
データやこれまでの実績から考えられているマクドナルドのメリットや特徴は、オーナー支店でも一致していることが確認できます。
マクドナルドフランチャイズユーザーの評判・クチコミ
マクドナルドの一般消費者のクチコミを紹介します。
気軽に利用できる価格設定や利便性から、マクドナルドのリピート率は非常に高いです。
マクドナルドの期間眼底の商品は、常に高い注目を集めます。
ハッシュタグを使ったキャンペーンが展開されることも多く、商品を購入して食べるだけでなく「イベントへ参加する」ような楽しみ方ができます。
小さなお子様には、ハッピーセットも人気です。
コラボするアイテムによって、長蛇の行列ができることもあります。
ドライブスルーの行列に対して、ドライバーから否定的な意見が多少投稿されていますが、影響力の強さの裏付けともいえます。
マクドナルドフランチャイズの将来性
将来性に関するポジティブな面
近年のマクドナルドは、増収が続いており安定した成長を続けています。
また、下記など将来を見据えた展開も進めています。
- ハッピーセットのおもちゃの脱プラスティック化
- 一部店舗のタッチパネル式オーダーシステム導入
コロナ禍でも売上を伸ばしているという事実を踏まえても、そのブランド力・成長力には力強さが感じられます。
将来性に関するネガティブな面
ポジティブなデータの中で弱点が感じられる箇所は、直営店の数字です。
例えば、2019年から2020年にかけてFC店舗による収入は846.4億円から952.4億円へと急拡大しています。
その一方で、直営店の売上は1971.0億円から1931.0億円へと減少しています。
考えられる理由は以下の2点です。
- 直営店→フランチャイズ店への切り替えが徐々におこなわれていること
- 直営店の多くが都心部に位置していること
将来的にマクドナルドがさらに成長の勢いを増すのか、成長が鈍化するのかは不透明ですが、フランチャイズオーナーは長期的な視野に立って分析したうえで加盟を検討する必要があります。
まとめ
世界的外食産業企業であるマクドナルドでは、フランチャイズ加盟店を募集中です。
マクドナルドのフランチャイズ店に加盟をすると下記を生かして店舗を展開できます。
- マクドナルドのブランド力
- 商品力
- 質の高いマニュアル
現在、マクドナルドには約200名ものオーナーがいて、オーナー1名あたりの平均店舗運営数は10店舗です。
飲食店運営を目指す方にとって、10店舗を運営するオーナーを目指せるという点はとても夢のあることではないでしょうか?
マクドナルドは開業資金として1億円が必要とされるなど、決して簡単に加盟できるフランチャイズ店舗ではありません。だからこそ、大きな成功をつかめる可能性もあります。
マクドナルドのフランチャイズ加盟を検討している方は、ぜひ参考にしてください。