東京2020オリンピック・パラリンピックでは、競技はもちろんのこと、時代を象徴するオリンピックスタジアム「国立競技場」も注目を集めました。
建築家 隈研吾氏の設計によって、日本各地から集められた木材が使われて建築された「国立競技場」は、改めて日本の風土、日本ならではの良さを大切にしたいと感じさせる、大きな流れを巻き起こしています。
兵庫県姫路市に総本店を構える町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」は、まさに日本の古き良き文化を伝える、味わいのある喫茶店のフランチャイズです。
店内の装飾、器、メニューまで、一貫して和の空間を楽しめるようにこだわっているので、特に本物志向の中高年女性に広く支持されています。
ここでは、この町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」のフランチャイズに関して、その強みと弱み、ユーザーの口コミ、将来性について詳しく紹介します。
カフェのフランチャイズを検討されている方は、ぜひ参考にして下さい。
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太郎茶屋鎌倉の基本情報
店舗名 | 太郎茶屋鎌倉 |
運営会社 | 株式会社 ハローバンク |
店舗数 | 14店舗 ※2021年8月現在 |
創業 | 1991年6月 |
設立 | 2008年10月1日 |
資本金 | 1,000万円 |
本社 | 兵庫県姫路市飾西60-1 |
株式会社ハローバンクとは?
株式会社ハローバンクは、兵庫県姫路市で南条焼の本家窯元を有し、飲食・陶器・美容の集合施設「播磨陶芸村」を運営する有限会社 太郎屋本舗が母体の会社です。
「播磨陶芸村」は、どこか懐かしい古き良き和風建築で構成された町家空間で、門をくぐると、石畳が敷かれた細い通路があり、格子に囲まれた昔ながらの木造建築が並び、日常の疲れを忘れさせてくれる癒しの空間が広がります。
施設内には和風フレンチ店や、うなぎやそばなどの日本料理店、宴会場、和装なども楽しめる美容院、そして窯元ならではの陶芸工房と陶芸ギャラリーがあり、多種多様な和の楽しみ方を提案しています。
この「播磨陶芸村」で培った飲食店経営のノウハウを生かし、飲食店の開店コンサルティングと、パッケージライセンス開発管理を行うために設立されたのが、株式会社ハローバンクです。
主に町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」と「うなぎ亭 一座」のパッケージライセンスを手掛けています。
太郎茶屋鎌倉フランチャイズの特徴や強み
町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」のフランチャイズは何が強みなのでしょうか?
その特徴を具体的に見てみましょう。
パッケージライセンス契約で自由度が高い
町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」のフランチャイズは、便宜上ここではフランチャイズと呼んでいますが、正しくは「パッケージライセンス契約」であることが1番の特徴です。
パッケージライセンス契約は、従来からのフランチャイズ契約と、開業支援コンサルティングの中間形態の位置づけです。
一般的な飲食店のフランチャイズ契約の場合は、チェーン全店の画一化に重点が置かれており、各店舗の独自性は求められません。
商品の仕入れルートや経営指導が細かく行われ、様々な制約があります。
一方パッケージライセンス契約は、店舗のコンセプトやイメージの範囲内であれば、各店舗独自の手法による経営が可能で、地域の特性や客層に応じて味を変えたり、オリジナルの集客施策を取り入れることもできる契約です。
フランチャイズ契約に比べ、メニュー構成、提供価格、仕入れ、販売戦略など幅広い面で自由度が高く、本部の干渉が少ない為、業界の業務経験者や、独自性を出したいと考えるオーナーに取っては最適な契約と言えます。
もちろん業界未経験者の場合でも、基本となるシステムは構築されているので、全く心配はいりません。
本部がマーケティング調査を行い、立地に応じた経営戦略立案をサポートしてくれます。
自由度の高いパッケージライセンス契約によって、開業するそれぞれの立地等に適した方法を取り入れ、より地域に愛される店舗経営が可能になります。
低価格での開業と安定経営への支援
本部が1番こだわっているのが「開業資金の低価格化」と「安定経営への支援」です。
またオーナーの予算や、出店する地域性に合わせた店舗提案を得ることができます。そのため開業資金の早期回収が期待でき、より早く、安定した運営が見込めるようになります。
飲食店の開業では、事業計画策定、物件調達、資金調達、営業計画など、あらかじめ考え、準備すべき事が山のようにあります。
目標はオープンすることではなく、その先、長年続く繁盛店になることにあるので、開業後も様々な問題を解決していかなければなりません。
特に経験がない個人のオーナーの場合は、飲食店の開業コンサルタントで長年培ってきたノウハウを、惜しみなく提供してサポートしてもらえることが、このFC加盟の、最大のメリットと言えるでしょう。
開業資金例
契約加盟金 | 180万円 |
開業研修費 | 72万円 |
開業総予算 | 252万円 |
引用元:https://insyoku-fc.com/index.php?page=item&id=40
差別化できる甘味と和空間
町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」の3つめの特徴は、一般的なカフェと差別化できる甘味と和空間にあります。
兵庫県姫路市の世界文化遺産「姫路城」で暮らした千姫さまが、第二の故郷と呼んでいたのが鎌倉で、鎌倉は「甘味の都」と呼ばれていました。ここから店名に「鎌倉」がつけられています。
本わらび粉を使用して毎朝職人が手作りで練り上げて作る一品で、独特のモチモチとした食感、程よい甘さと深煎りきな粉の風味が絶品です。
店内の甘味メニューとしてはもちろんのこと、お土産用も人気があります。
木箱入りのお土産用「鎌倉わらびもち」は、10個入り1400円、15個入り1940円で、全国で1日5,000個を販売する人気の看板商品です。
また、「器は料理の衣装」と考え、店内で使う器は、兵庫県姫路市にある南条焼太郎窯の作品を使用しており、陶器の味わいを楽しんで頂くことができます。
本物志向の年代にとっては、古き良き日本の良さを懐かしむ、癒しの空間として、和の心地良さを、見て、食べて、触れてと、存分に感じていただくことができるのが「太郎茶屋 鎌倉」の魅力です。
稼働率を上げる絶妙なメニュー構成
飲食店経営で頭を悩ますのが稼働率ですが、「太郎茶屋 鎌倉」では幅広い時間帯で集客できる豊富なメニューによって、店舗の稼働率を上げる工夫を凝らしています。
モーニング、ランチ、デザート、ディナーまで、どの時間帯でも集客できるメニューが揃っていることで、様々なユーザーにニーズに対応することが可能になっています。
また、メニュー構成として大切なのが、年間を通して定番で売れる商品と、季節や時間によって限定で売れる商品をバランスよく取り入れることです。
これによってユーザーを飽きさせず、リピーターをつくり、新規ユーザーを獲得することができます。
「太郎茶屋 鎌倉」では冒頭に紹介した定番人気の「鎌倉わらびもち」が、年間通して売れるものになり、しかも店内でのイートインと、お土産用のテイクアウトによって、売上は2倍になります。
しかもメインターゲットが本物志向の中高年女性のため、ランチで友人と来店しても、ゆっくりと話し込む時には、更にデザートを注文するケースが多くあります。
そのため客単価も一般的なカフェより高めなのが特徴です。
このように、「太郎茶屋 鎌倉」は絶妙なメニュー構成を得意としています。
太郎茶屋鎌倉フランチャイズの弱みはあるのか?
町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」のフランチャイズは、自由度の高いパッケージライセンス契約のため、全てがマニュアル化されている方が安心なオーナーにとってはデメリットに感じるかもしれません。
また、他の飲食業と同様に、コロナ禍の影響もあって閉店する店舗があり、一時の出店数から、やや減少傾向に転じています。
しかも店舗は、宮城県、栃木県、新潟県、長野県、富山県、愛知県、岡山県、香川県、愛媛県、福岡県の14店舗(2021年8月現在)で、東京や大阪など主要都市での出店がないことも、ブランド認知の低さに関係しています。
町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」は、そのブランドイメージで集客を図る一般的なフランチャイズというよりも、和カフェを開業したいオーナーにとっての「ひとつのひな形」と位置づけた方が良いかもしれません。
太郎茶屋鎌倉フランチャイズユーザーの評判・クチコミ
町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」のクチコミでは、甘味とランチの評価が高いようです。
特に和のスイーツ「鎌倉贅沢パフェ」930円は見た目にもインパクトがあり、特に人気があります。
和スイーツが食べたいときに。
引用元:https://tabelog.com/niigata/A1501/A150101/15015147/dtlrvwlst/
最近あちこちに出来てるお店。
レッツトライ。
メニューは完全に和。
スイーツ屋さんかと思ったら軽食もあるみたい。
パフェを注文。デカイ。
でも、一つ一つは美味しいのでペロリ。
これなら、昼飯抜けば良かった。
美味しかったです。ごちそうさまでした。
季節限定の桃パフェは、わらび餅も入った和のパフェでインスタ映えすることで、InstagramなどSNSでも話題に。
女性だけではなく、男性からもランチタイムメニューはコスパが良くておいしいと評判です。
太郎茶屋鎌倉フランチャイズの将来性
日本の和の良さは、ある一定の年齢層以上にとっては懐かしい郷愁を呼び、若い世代にとっては、クールジャパンを象徴するように、新鮮に感じるものです。
スイーツのトレンドも次々と移り変わっていきますが、和のスイーツは普遍的な人気があります。
冒頭でも触れたように、日本の古き良き文化は、今後も大きなトレンドとして支持されると思われるので、町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」の和のスタイルは、今後も変わらず一定層のファンを確実に獲得できると考えられるので、将来性としては比較的安定が望めるでしょう。
但し競合するカフェは無数にあるので、常に高品質なメニューと高付加価値なサービスを担保していくことが必須条件になるでしょう。
まとめ
ここまで町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」の基本情報と特徴、ユーザーの評判やクチコミなどを紹介しました。
町家カフェ「太郎茶屋 鎌倉」のフランチャイズは、パッケージライセンス契約で自由度が高く、しかも初期投資を低く抑えることができるところが最大の魅力です。
興味を持たれた方は、まず問合せしてみてはいかがでしょうか?